SF・ホラー・ファンタジー 2

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時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)
映画やテレビで観た後、ようやく原作にたどり着きました。 やはり本には本のよさがあって・・・ 想像力をかきたてられる本ですね。 観た後で読んでも、すばらしい作品です。 思春期のなんともいえな......
浮世艶草紙 (1)
江戸時代の性文化の入門編として、絵も官能的で非常に分かりやすいです。ただ、江戸の性分化の一面しか掲載されていないので、もっと知りたい人は消化不良になるかもしれない。より詳しく江戸時代の性文化を知り......
暗黒神殿 アルスラーン戦記12 (カッパ・ノベルス)
いよいよクライマックス!! 佳境を迎えた観が強まってきました。 見所が多すぎて、もー、はならほにゃらひょえ〜 (@0@)めまいがしたよ。 まずはまんまと(すごい!)ミスルを実力で乗っ取った......
魔軍襲来 ―アルスラーン戦記(11)
下のレビュアーの方と殆ど同様の感想を抱いた。高校の頃、少ない小遣いをはたいて全巻揃えたのだが、あれからはや15年・・・たまたま本書が目にとまり、「おおついに出たのか!」と喜び勇んで早速手にとって表......
機動戦士ガンダムハイ・ストリーマー〈1〉アムロ篇 (徳間デュアル文庫)
1988年に映画を見たときに感じたことが再度確認できます。 本当に見たかったシーンはここにあります。 劇中のシャアの周囲(味方の年寄り)に対する描写は、本当に不愉快(冷た)そうでした。ただ、この感じ......
李欧 (講談社文庫)
タイトルの李欧が本編にほとんど登場しないのに圧倒的な存在感。これはなんなんだろう。 大阪という土地柄、リアリティがあり良かった。最後の桜並木はまるで映画のラストシーンを観ているような感動だった。墓場......
レディ・ジョーカー〈下〉
「マークスの山」・「照柿」・「レディ・ジョーカー」と、合田刑事3作品を並べて気づくことがあります。描く世界の種類が増えているのです。「マークスの山」では刑事。「照柿」では刑事の世界のなかの不協音が増......
グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
数値海岸(コスタ・デル・ヌメロ)の世界を、まずは堪能しましょう。仮想リゾート空間に暮らすAIたちの、永遠の夏の世界。この世界に濃密に秘められた背徳の気配。そしてその背徳を抉り出しながら世界をまるご......
旌旗流転・妖雲群行 ―アルスラーン戦記(9)(10) カッパ・ノベルス
ようやく既刊が出尽くしました。この本の帯によれば次の『魔軍襲来』は2004年刊行とのことです。ん?2004年?早くも一年の12分の10が終わってしまうのですが大丈夫なのでしょうか・・。 妖雲群行が......
残像に口紅を (中公文庫)
筒井の「現実=虚構」と言う持論と卓抜した言語感覚を活かした奇想天外な実験小説。「言葉狩り」への反骨精神もあるのか、作家である主人公がこの世から文字が段々と消えていく様を"小説"とした描いたもの。文字......
レディ・ジョーカー〈上〉
グリコ・森永事件をベースとしたビール会社の社長誘拐事件を題材にして、社会の諸問題を重厚かつ緻密に綴った骨太の作品。元の事件当時、一般人が(不謹慎ながら)興味を持ったのは以下の点であろう。 (1) ......
ラギッド・ガール―廃園の天使〈2〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)
まるで自分の作品のインサイドストーリーを楽しんでいるかのように、綺麗に「グラン・ヴァカンス」の欠落を埋めていく。見事な作品群だ。硝視体とジュリーの出会いをリリカルに描き、前作でほのめかされたエピソ......
夜市
今まで見たことのない世界観を作り上げたこの筆者は間違いなく才能がある。 これからの活躍に非常に期待が持てる。 けどこの筆者の後作2つを読んでみたけど、正直『夜一』を超える出来ではなかったように思えた......
象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)
表題の中編「象られた世界」は、見事なサイバーパンクSFだ。具体的な視覚効果をもたらすくらいの緻密な描写力が素晴らしい。「夜と泥の」もまた、映像を見せられているかのような濃密さで場面が描かれている。......
征馬孤影・風塵乱舞 ―アルスラーン戦記(5)(6) カッパ・ノベルス
いよいよシリーズ前半の山場を迎えます。相変わらず黒騎士の無敵ぶり、策士の天才ぶりが際だってますが、他国からの寝返り組やゾット賊のにーちゃん、海商のおっちゃんらがいい味出してます。そして物語は王都エク......
王都炎上・王子二人 ―アルスラーン戦記(1)(2) (カッパ・ノベルス)
いつになったら完結するのでしょうか?正直内容忘れてました。たしか90年ぐらいまでは本編は全14巻構成とか言ってたのでその通りなら次巻で完結なのでしょうかね。今回また1巻から読み返してみましたが、お歳......
マークスの山(下) 講談社文庫
最初に出版されたもの、改訂版、両方読みましたが、この文庫の方が断然いい。前のより、水沢の台詞がすごく少なく、精神の荒廃ぶりがとてもリアルに描けていると思う。私は真知子に感情移入し過ぎてしまい、水沢が......
落日悲歌・汗血公路 ―アルスラーン戦記(3)(4) (カッパ・ノベルス)
私が「ハマッタ」のは中学生のとき。その頃はやっぱり、正統派でめっぽう強く、背も高く忠義の心あふれたダリュ―ン卿にめろめろだった。 だからナルサスの“良さ”に気づいていなかった・・・。 しかし、今......
リヴィエラを撃て〈上〉 (新潮文庫)
読み始めは翻訳小説を読んでいるようで多少の違和感がありました。 仕事柄、中国については割りと知識があり、文革、日中国交正常化、香港返還辺りの背景は理解できるのですが、北アイルランド紛争、MI5、......
リヴィエラを撃て〈下〉 新潮文庫
高村さんの作品は勢いだけでは読めない。 他の方も書いてるけれど、集中して読まないと一文一文に込められた深くて 重い意味を見落としてしまうからだ。 それだけにこの作品も読むのは疲れるけれど、読後感は素......
宇宙皇子(うつのみこ)〈8〉―熱い思いを夜空に (角川文庫)
“もう既に各務からは記憶が失われていた。 皇子からも記憶は失われてしまった。 そうして暫くすると、あれほど固く抱き合っていた二人の手から、力が失われていった。 宝玉をまき散らしたような星々が近......
アンネの童話
アンネの日記で有名なアンネフランクが書いた物語とエッセイふうの文章.この年齢でこんなふうに他人を観察していたのかと思う.私が同年代の時に読んだのでは意味は分からなかったかもしれない.文章自体は分かり......
歓喜の街カルカッタ〈上〉
この本を検索して、レビューを読もうなどという人はどういう人だろう(笑)?この長いノンフィクションは、とても感情的だ。著者はカルカッタで生きる人間に寄り沿って、軋むように共鳴している。スラムで息を吸っ......
化物語(下) (講談社BOX)
キャラの掛け合いが面白すぎる!声に出して笑った小説はこのシリーズが最初だと思う。 西尾さんのセンスが光りすぎているのが目をつぶっていても瞼を通してまぶしいくらい。 とまあ、とても笑えるのだけれど結構......
空の境界 下 (講談社ノベルス)
2004年に講談社ノベルスとして出たもの。 2007-08年には3巻に分冊したうえで文庫化されている。 物語としては、上巻よりも混沌を深めていく。色々な事件がからみあってきて、現実世界からも大......
空の境界 上 (講談社ノベルス)
普通の小説を読んでいると洗練されてないなぁ、読む人を選ぶなぁと思うのが普通でしょう。 正直読解力云々というより慣れだと思います。 「評価できない人は読解力が無いから〜」 と自分が読解力があると自慢し......
ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 (講談社ノベルス)
「狐面の男」が用意した「十三階段」最後の一人は、「いーちゃん」のER3時代の親友、死んだはずの想影真心だった。人類最強である「赤き征裁」哀川潤をあっさりと打ち破る、「人類最終」、「橙なる種」こと想影......
新本格魔法少女りすか (講談社ノベルズ)
痛いタイトル&表紙だった... 図書館でこの本借りるの、かなり勇気が要りました! 買う人はもっとでしょう。 編集さん!なんか言ってやってくださいよぅー というわけで、自分の目的のために、自分......
家畜人ヤプー〈第2巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)
èª?ã?"ã??ã??ï??ã??ã??ã??ï??ã??ã??èª?ã?"ã?§ã?ªã??ã?ªã??ä??ã??ã??èª?ã??ã??ã??ã??ä¸-ç'?ã?®å??æ?¸ã?¨ã?-......
家畜人ヤプー〈第4巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)
現在出てる完全版ではなくて、高校の時に抜粋版を読んだだけだが、 SF・ファンタジーとして優れている傑作である。 天照大神の正体が、タイムトラベルしてきたドイツ人「アンナ・テラス」 であったという、......
家畜人ヤプー〈第5巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)
読むに不愉快な内容ではあるが、SF的ギミックの面白さに引きずられてすべて読破した。SF的な発想を楽しむにはいいかもしれないが、この作品の真贋はSM趣味の方にしか判らないのだろうと思った。徹底的な家畜......
家畜人ヤプー〈第3巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)
2年ぶりに読み返してみたのだが、やはり『家畜人ヤプー』は、『家畜人ヤプー」であった。読者は、小説の中のスケールに圧倒されるととともに、著者の知識量にも圧倒されるであろう。確かに、後者が前者を凌駕する......
新本格魔法少女 りすか2 (講談社ノベルス)
創貴みたいな人は、絶対に敵にまわしたくないですよねw創貴の頭脳戦は相当なリスクを背負っていたりしますが、実に的確です!!創貴かっこよすぎです!!小学生に惚れてしまいそうですwww新しい重要な人物も登......
凹村戦争(おうそんせんそう) (Jコレクション)
ストーリー、ビジュアルも低レベルだが、思想があまりにも幼稚すぎる。 210ページと211ページの黒地に白抜き文字で書いた文章が作者の主張したかったことだろうが、2ちゃんねるや自分のブログに書き込めば......
僕僕先生
あら筋(内容データベース)を読んで、読むことに決めた。ワクワクするかと思ったらそうでもない。 なにげない会話に参考になる言葉はあるものの、読み進めるのが遅々として進まなかった。 部分的に面白いところ......
スコットランドヤード・ゲーム
以前から作者のドラマは好きでみていました。何げなく手にとって読んだ今作。変わらない野島伸司の世界感が魅力です。会話が多くスムーズに読めます。愛って何かを考えさせられる作品です。正直ドラマにしてほしい......
家畜人ヤプー〈第1巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)
本書は奇書と呼ぶに相応しい。 沼正三とは如何なる人物か?真相は有名なので 記すだけ野暮になるので記さないが、 面白半分に読むと、本当に痛い目に遭う。 性の差別とは何なのか?なんてことを考えること自......
フェイダーリンクの鯨―クレギオン〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)
ガス惑星で暮らすコロニーの人々を、ひょんなことから助けることになった「おんぼろ運送屋さん」の話です。太陽化による開発に邪魔になるコロニーの人々を、追い出そうとする大企業の計画を阻止するために活躍しま......
テレヴィジョン・シティ〈下〉 (河出文庫文芸コレクション)
元々長野まゆみはほとんどが同性愛的なものを描いていたけれど これはどことなく違う気がしている。 死に向かっていく友達や徐々に明らかになるビルディングの全貌、 そして欠落している自分の記憶が絡み合い、......
テレヴィジョン・シティ〈上〉 (河出文庫文芸コレクション)
奥が深い。最初に読んだとき、なんとなくわかったようなわからないような気持ちの悪さとともに、深い作品世界の中を手探りで進んでいく不思議な楽しさを覚えました。監視された世界ビルディングで生活する少年達。......
タリファの子守歌 〈クレギオン5〉
〜普段は宇宙を舞台にしたミリガン運送の冒険活劇、今回の舞台は砂の惑星タリファ。この星は自転が遅く、そのため昼夜の気温差が大きい。当然その境目では、極端な温度差のある大気が混ざり合って激しい対流を引き......
後宮小説 (新潮文庫)
アニメが面白かったので原作が気になって読んでみたら、おもしろい!! アニメではえがききれなかった部分が満載ですごく読み応えがありました。 まず出だしでビックリ!腹上死から始まるとは・・・・。 読み進......
皇国の守護者〈1〉反逆の戦場 (C・NOVELSファンタジア)
第二次大戦に勝利した日本とドイツが激突する「レッドサンブラッククロス」等の架空戦記で名をはせる佐藤大輔が18世紀から19世紀前半を思わせる架空世界を舞台に描いた。 日本を思わせる島国「皇国」の北......
ブルースカイ (ハヤカワ文庫 JA)
「少女」という存在、概念に関する物語であり、エピソードは全て「少女」の周りに一時渦巻いて、「少女」とともに消えたり現れたりする。 だからそれぞれのエピソードの中には消化不良であったり、謎のまま残った......
スラムオンライン (ハヤカワ文庫 JA (800))
アーケードで、対戦格闘をやり込んだ人 には、共感と郷愁を抱かせるだろう作品。 格ゲーとは、ルールを覚え、技の修練を積んでいくことで リアルでは実現できない、自由で拡張された身体性を獲得 していく......
サマー/タイム/トラベラー (1) ハヤカワ文庫 JA (745)
新城カズマさんは「蓬莱学園の冒険」でマスターを勤めてはった時から知っているのですが、大きな風呂敷を広げて、小さな商品を魅力的に売るのが得意。蓬莱学園の舞台設定はものすごい好きやったんやけど…… タ......
バルタザールの遍歴 (文春文庫)
「ひとつの体を共有する双子の華麗なる遍歴」とストーリーを聞いてパリの貴族の家に生まれたシャム双生児の話だと思ってたんですが違いました。でも例の浴槽ドボンまで「バルタザールの正体って実は人面瘡?」と疑......
ハル (文春文庫)
2足歩行のロボットがメディアで大々的に取り上げられたのは記憶に新しい。 ペットとしてのロボットも一般消費者にも簡単に手に入る世の中だ。 人型ロボットが人の生活の中に入り込むのは、近い。 そしてその......
神鳥―イビス (集英社文庫)
まさに、篠田節子の筆力のなせる業というか。彼女の「美」への執念とも呼べる感性が一気にラストまで読まさせる。「読んだ」というより「読まされた」と言った表現が私にはぴったくる。 「ありえないだろう」と思......
サマー/タイム/トラベラー2 (ハヤカワ文庫JA)
著者の新城カズマさんがものすごくタイムトラベル物の小説が好きで、ジュブナイルが好きなのがよく分かる小説。 解決が解決でないような、ぼんやりとした浮揚感の読後感に漂わせていくだけでも嬉しくなってし......
リング (角川ホラー文庫)
怖いか怖くないかと言ったら怖くはない。 「映像化したら怖いだろうなぁ」と思われる文章表現はあるが、 如何せん文字だけでは怖くなれない。筋書きも典型的な幽霊譚に近いので別段怖くはない。 作者が巻末のオ......
楽園 (新潮文庫)
鈴木光司の作品の中で、一番のお気に入りです。世界を駆け巡る輪廻転生ものとなれば、完全にツボですね。魂は生まれ変わるのか。宗教観により、人それぞれ考え方は異なるでしょうが、私は転生を信じています。手塚......
第九の日 The Tragedy of Joy
「デカルトの密室」で、ちょっとつまづいた?感があったのですが、同じシリーズのこちらはとても良かったです。 近未来のロボット社会、という作者お得意の科学的な題材ながら、 そこで描かれる人間達とロボット......
ループ (角川ホラー文庫)
全三作を三日で読めました。著者は長編小説家に最も大切な資質=読者にページをくくらせる疾駆力、を有していると思います。ただ所々、無駄なシーンを長々と続ける欠点もあるようです。三作中「リング」と「ループ......
カノン (文春文庫)
篠田女史の書く「音楽作品」の1つであると思う。が私はあまり彼女のこれらの作品が好きではない。音楽書から得た知識なのかどうかわからないが、不必要な説明・描写が多い。 技巧・音楽理論・作曲法における専門......
THE CHAT (アルファポリス文庫)
友達にかりて1、2とも読みました。 一言、これは面白い! ホラーでは中々ない面白さがあります。 恐怖、一体仲間を殺していくのは誰なのか。 スリルでグロイ表現がリアルで次次!と一気に読めました。 最......
仄暗い水の底から (角川ホラー文庫)
すべて水に関する話なのは…見れば分かると思います。 どの話も、じっとりとした重みを感じました。 リングでも似たものを感じたので、これは著者の作風でしょうか。 話には、おのずと水死体が多く絡んできます......
菊灯台 (ホラー・ドラコニア 少女小説集)
ルビがふってあり、とても読みやすいです。内容は、かなりエロティック。挿絵と文章が見事に融合しています。(下人小屋という絵を見ていたら、映画『御法度』を思い出しました)短い話なのですぐ読めてしまいます......
時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)
映画やテレビで観た後、ようやく原作にたどり着きました。 やはり本には本のよさがあって・・・ 想像力をかきたてられる本ですね。 観た後で読んでも、すばらしい作品です。 思春期のなんともいえな......
暗黒神殿 アルスラーン戦記12 (カッパ・ノベルス)
いよいよクライマックス!! 佳境を迎えた観が強まってきました。 見所が多すぎて、もー、はならほにゃらひょえ〜 (@0@)めまいがしたよ。 まずはまんまと(すごい!)ミスルを実力で乗っ取った......
魔軍襲来 ―アルスラーン戦記(11)
下のレビュアーの方と殆ど同様の感想を抱いた。高校の頃、少ない小遣いをはたいて全巻揃えたのだが、あれからはや15年・・・たまたま本書が目にとまり、「おおついに出たのか!」と喜び勇んで早速手にとって表......
機動戦士ガンダムハイ・ストリーマー〈1〉アムロ篇 (徳間デュアル文庫)
1988年に映画を見たときに感じたことが再度確認できます。 本当に見たかったシーンはここにあります。 劇中のシャアの周囲(味方の年寄り)に対する描写は、本当に不愉快(冷た)そうでした。ただ、この感じ......
グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
数値海岸(コスタ・デル・ヌメロ)の世界を、まずは堪能しましょう。仮想リゾート空間に暮らすAIたちの、永遠の夏の世界。この世界に濃密に秘められた背徳の気配。そしてその背徳を抉り出しながら世界をまるご......
旌旗流転・妖雲群行 ―アルスラーン戦記(9)(10) カッパ・ノベルス
ようやく既刊が出尽くしました。この本の帯によれば次の『魔軍襲来』は2004年刊行とのことです。ん?2004年?早くも一年の12分の10が終わってしまうのですが大丈夫なのでしょうか・・。 妖雲群行が......
残像に口紅を (中公文庫)
筒井の「現実=虚構」と言う持論と卓抜した言語感覚を活かした奇想天外な実験小説。「言葉狩り」への反骨精神もあるのか、作家である主人公がこの世から文字が段々と消えていく様を"小説"とした描いたもの。文字......
ラギッド・ガール―廃園の天使〈2〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)
まるで自分の作品のインサイドストーリーを楽しんでいるかのように、綺麗に「グラン・ヴァカンス」の欠落を埋めていく。見事な作品群だ。硝視体とジュリーの出会いをリリカルに描き、前作でほのめかされたエピソ......
夜市
今まで見たことのない世界観を作り上げたこの筆者は間違いなく才能がある。 これからの活躍に非常に期待が持てる。 けどこの筆者の後作2つを読んでみたけど、正直『夜一』を超える出来ではなかったように思えた......
象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)
表題の中編「象られた世界」は、見事なサイバーパンクSFだ。具体的な視覚効果をもたらすくらいの緻密な描写力が素晴らしい。「夜と泥の」もまた、映像を見せられているかのような濃密さで場面が描かれている。......
征馬孤影・風塵乱舞 ―アルスラーン戦記(5)(6) カッパ・ノベルス
いよいよシリーズ前半の山場を迎えます。相変わらず黒騎士の無敵ぶり、策士の天才ぶりが際だってますが、他国からの寝返り組やゾット賊のにーちゃん、海商のおっちゃんらがいい味出してます。そして物語は王都エク......
王都炎上・王子二人 ―アルスラーン戦記(1)(2) (カッパ・ノベルス)
いつになったら完結するのでしょうか?正直内容忘れてました。たしか90年ぐらいまでは本編は全14巻構成とか言ってたのでその通りなら次巻で完結なのでしょうかね。今回また1巻から読み返してみましたが、お歳......
落日悲歌・汗血公路 ―アルスラーン戦記(3)(4) (カッパ・ノベルス)
私が「ハマタ」のは中学生のとき。その頃はやっぱり、正統派でめっぽう強く、背も高く忠義の心あふれたダリュ―ン卿にめろめろだった。 だからナルサスの“良さ”に気づいていなかった・・・。 しかし、今ナ......
ヨッパ谷への降下―自選ファンタジー傑作集 (新潮文庫)
なぜ筒井康隆が「川端康成文学賞」なのか。 答えはこの表題作に込められていると思う。 家々の隅に二層、三層もの巣を張るヨッパ蜘蛛。たいていの家屋にこの蜘蛛が棲んでいるという不思議な村。素封家の息子が、......
グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
雰囲気のある文体で筆者自身をもって「清新であること、 残酷であること、美しくあること」に終始したと言う言葉 に恥じない文章と内容でした 話の前後を想像させる構成で、是非続編を読んでみたい ものです。......
巴里・妖都変―薬師寺涼子の怪奇事件簿 (カッパ・ノベルス)
例え寒ーい冬のパリでもお涼節全開っ!魅力も体力も財力惜しみなく使って暴れまくる涼子さんの姿に読んでてスカッとします。なにげに泉田君に甘えてみる姿もなんか可愛いし。ただ、ラストの展開があまりにも唐突す......
銀河英雄伝説〈10〉落日篇 (徳間文庫)
はいはいをしていた頃から本は読んでいますが、読み終わった後いても立ってもいられないほどのめり込んで読んだ本はこれだけです。 もう終わってしまったというのが残念で、でも、最後の一行がもうかっこよくて......
マヴァール年代記(全) (創元推理文庫)
そんな仮定を実現したかのような作品です。下のレビューに勧善懲悪もの、とかリテラシーに欠落したボケた評がありましたが、むろんのこと勧善懲悪ものではありません。親友同士の野心と野心、覇気と覇気の激突を描......
銀河英雄伝説〈8〉乱離篇 (徳間文庫)
民主共和制の可能性を心から信じ、自分についてきてくれる仲間たちのためにも戦っている無敗の名将ヤン・ウェンリー。決して恵まれた立場にいるとは言えないが、「魔術師ヤン」、「奇術師」とも呼ばれる戦略家、......
ベトナム観光公社 (中公文庫)
SFは価値の相対化をはかる文学。 自己矛盾さえ無ければどんな突飛な表現でも許される文学という建前があった。 が、日本SF界にはやはりタブーがあったのだ。 本書は 「いくらSFでも書いてはいけないこ......
銀河英雄伝説〈6〉飛翔篇 (徳間文庫)
またまたヤンが可哀想です(ノ△T)フレデリカと新婚のヤンですが、退役してなお監視され、不当に拘束されます。ラインハルトは事務的な公務を片付けていきますが、死が隣にいないことに落ち着きません。生と死を......
風の大陸〈第13部〉風雲 (富士見ファンタジア文庫)
自ら積極的に男として生きてきた自分と、女としての自分との狭間で引き裂かれ、ちりじりになりそうになるラクシの姿が痛ましいです。ハンパな自分に腹を立てつつ、およそ望みがないと思われる(?)恋に揺れる。......
ウンディネ (ハルキ・ホラー文庫)
27歳の青年が海辺でを見つけ、それを同い年の恋人と共に飼うことに決めたことから味わうを描いた作品です。昔からホラーの世界ではが恐怖の対象になることが多いので、その点で本作を責めることはもちろん出来......
妖聖永遠に (角川文庫)
妖聖シリーズ完結編。 種族の違う恋人同士。男は女の世界では生きることができず、女は男の世界で生きるためには人間の生き血を吸わねばならない。まさに四面楚歌、引き裂かれる運命を持ったふたり。男が女を何......
ダイヤモンド妖麗伝 (光文社文庫)
すこし続編を期待させるような終わり方である。 同著者の傑作「妖美伝シリーズ」ほどの敵との因縁や、終末のカタルシスがなかったことが残念。かなりなエロシーンの多さも辟易…ヘタすると、戦闘シーンよりエロ......
容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
すんげぇおもしろい。もちろん徹夜。 男っていうのは基本バカなんです。不器用なんです。小さな正義感からちょっとしたことでも女性のためならいろいろしたくなるんです。 今回はものっすごい頭の固い数学者が......
流星の絆
初めて東野作品を読みました。とても読みやすく、テンポもよいので、あっという間に読み終えることが出来ました。面白かったのですが、帯の「セールス文句」が邪魔でした・・・。過度に期待しすぎてしまいました。......
さまよう刃 (角川文庫 ひ 16-6)
東野圭吾らしい重厚で主人公の心理を中心に描写した作品。 実社会でも起こっている非常におぞましい犯罪の被害に自分の家族があったら私も復讐を考えるだろう。 全く関係ない他人の自分勝手な嗜虐性により汚さ......
悪意
作家達が繰り広げる殺人劇が、登場人物達の手記や告白により全て一人称で語られる。解説で桐野夏生が指摘するように、文字に書かれた「記録」や人の語る「記憶」の曖昧さ、信用できなさを、そのままトリックに使......
黒笑小説 (集英社文庫 ひ 15-8)
インポグラを、会社の弁当を食いながら話題にしたらバカ受け! みんな、飯が食えなくなるほど、笑い転げ、笑いすぎて 腹が痛くなるほど、話した俺まで、腹が痛くなって、 日本は、平和だーなーなんて言う始末。......
秘密 (文春文庫)
内容は読めば分かるので触れないが、東野圭吾氏が「大化け」した作品。本作によってある意味確立された推理小説と恋愛小説の融合を基調とするその作風は、氏にとってその後のベストセラー量産のための「勝利の方程......
探偵ガリレオ (文春文庫)
遅まきながら、東野圭吾作品を初めて読みました。ですから、他の作品との比較は出来ませんが、本書に関して言うと、 ・さくさく読める ・以外と面白い ・知的好奇心を満足させつつ、暇つぶしも出来る 以上の感......
予知夢 (文春文庫)
TVドラマのDVDを見てから原作を読むことにしました。 こちらは、原作の2冊目になりますが、TVドラマはこの1冊目と2冊目の全10話を元に作られています。 順番が違うのでまずは対比をしておきましょ......
白夜行 (集英社文庫)
「幻夜」を先に読んだ後、こちらを読みました。私の中では、雪穂=美冬としています。 雪穂が中学生の時の贈り物や、店の名前に亮司のイニシャルを使うなど、雪穂の亮司に対する気持ちに特別なものを感じさせられ......
手紙 (文春文庫)
私個人の感想としてはあからさまに感動を促し涙を誘う小説ではないように思う。したがって、感情移入をして泣きたいがためにこの小説を読むと期待外れに終わってしまうのではないかと思う。だが、この小説が取り上......
笑小説 (集英社文庫)
思わずニヤリとしてしまう短編ばかり。笑いたいとき、 気持ちを軽くしたいとき、そんなとき手にとりたくなる 本だ。 収録されている12篇のうち印象に残ったものを3つ選 ぶとしたら、次の3つだろうか。......
美しき凶器 (光文社文庫)
単行本で刊行されたのが1992年で、文庫版の初版は1997年。その文庫版には、若い日の東野圭吾の爽やかな素顔が載せられている。本書『美しき凶器』は現在も28刷まで版を重ねている。「爽やかさ」から男......
容疑者Xの献身
東野さんという作家は、 論理的で緻密な構成の「本格」っぽい縦糸と 恋愛・家族愛・青春・ファンタジーといった「文学」っぽい横糸を、 感情的でなく淡々と、でも丁寧に織り込んで、 ミステリという1枚布に仕......
眠りの森 (講談社文庫)
物静かなタイトルである。素人目には絢爛豪華に映るバレエの世界を舞台に起きる幾多の事件。このコントラストが読者を最初に惹きつけるのかもしれない。加賀恭一郎刑事の初の短編集『嘘をもうひとつだけ』で最初......
むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)
読んでいる間ずっと、 暗く冷たく静かな場所にいたかのよう。 とにかく伏線がすごい。 状況が明らかになると同時に 恐怖のようなものがどんどん深まっていく。 読者をそう導く東野氏に拍手。 登場人物が少な......
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))
私は「白夜行」を読んでいないので、美冬の正体は知らないし本当の性格も知らないが、どうしても雅也を単に利用したとは思いたくない。この時点で私は、美冬に手玉に取られてしまっていますね。 さらに、なんとか......
怪笑小説 (集英社文庫)
怪笑、毒笑、黒笑の3つをセットで購入しました。 「あのころ僕らはアホでした」を読んで、東野圭吾の著作をもっと読みたいと手を出すことにしました。 結論から言えばどれも「引っ張るわりにオチが弱い」「特に......
分身 (集英社文庫)
スリルがあった。 でも、緊張感があってよかったです。やっぱり東野圭吾は面白いです。 知らないところで自分の分身がいたらどう思うか?それがSFっぽくみえてSFではない。それをここまでスリリングに描ける......
宿命 (講談社文庫)
晃彦が事件に絡んでいることは最初から分かっていたことだが、いかにして晃彦が事件に絡んでいたのかは最後まで読まないと分からず、手に汗握る展開だった。また、最後の10ページにある真相は想像もつかない内容......
パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)
隣の電車の車窓から見える女性にほのかな想いを寄せる崇史、幼馴染の智之が恋人として崇史の前に連れて来た麻由子。 そんな冒頭、親友の恋人が自分の恋人となっている過程、曖昧さとは違う記憶のもつれた糸が......
決定版 幻魔大戦〈9〉光のネットワーク・ハルマゲドン幻視
東丈との光の絆を解こうとした杉村に、次々と暗黒波動が、あの手この手と襲いくるが・・・・・平山圭子は、光に守られた飛行機が飛び立つ姿を幻視する。GENKENでは、代理となった郁江が新たな協力者をもとめ......
決定版 幻魔大戦〈8〉幻魔の標的・光の記憶
箱根セミナー中、突然失踪した東丈。盟主代理として井沢郁江が立ち上がるが、幻魔の標的とされた杉山由紀にマイナスエナジーが降りかかる。一方セミナーでは、郁江が超古代文明ムウの前世を呼びさます。盟主失踪に......
死霊狩り(ゾンビー・ハンター)〈2〉 (ハルキ文庫)
シリーズ1で冷酷な暗殺マシーンになるよに訓練された俊夫。しかし彼は、非常な訓練でも人間らしい優しい気持ちを捨て切れません。それ故、悩み苦しみ悲しみます。そんな俊夫に司令官Sからさらに非常な任務が・・......
死霊狩り(ゾンビー・ハンター)〈3〉 (ハルキ文庫)
司令官Sによって冷酷無比な暗殺マシーンに心も変えられてしまった俊夫。彼の魂に救済の手は差伸べられるのか?。傑作アクションSFの堂々の完結編です。俊夫の仲間で飄々とした林石隆がいい味だしています。ある......
ストレンジ・ランデヴー (集英社文庫)
ストーリーもありふれている。登場人物も特に魅力的というわけでは、ない。謎もなければ、エイリアンも出てこない。今時、テレビでもやらないような、高校生のドラマが3本。でも、全部読んでしまいました。刺激の......
時空暴走気まぐれバス (集英社文庫)
「地球樹の女神」に関連した背景を感じさせますが、全体的にストーリー性のなさが目立つ上に、キャラクターの魅力が乏しく、平井氏のファンとして非常にがっかりしました。現在の人と昔の人が半分づつ位のグループ......
死霊狩り(ゾンビー・ハンター)〈1〉 (ハルキ文庫)
UFOがユーフォーではなくユーエフオーでゾンビーがまだ一般的でなかった時代に書かれた、アクションSFの傑作です。あくまでも私の主観ですが平井和正氏が作家として脂の乗り切った時に書かれた傑作のひとつで......
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