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SF・ホラー・ファンタジー 2
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SF・ホラー・ファンタジー 2
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SF・ホラー・ファンタジー 2
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皇国の守護者〈1〉反逆の戦場 (C・NOVELSファンタジア)


佐藤大輔
¥ 945 通24時間以内に発送
★★★★★

皇国の守護者〈1〉反逆の戦...
第二次大戦に勝利した日本とドイツが激突する「レッドサンブラッククロス」等の架空戦記で名をはせる佐藤大輔が18世紀から19世紀前半を思わせる架空世界を舞台に描いた。 日本を思わせる島国「皇国」の北端の島「北嶺」(さながら北海道)に突如上陸、侵攻したドイツまたはロシア帝国を彷彿とさせる強国「帝国」。両軍が集結した会戦で、「皇国」軍は「帝国」軍の機動力を重視した新戦術の前に大敗する場面から物語は始まる。 主人公新庄直衛は、戦闘用に訓練された猛獣サーベルタイガー(剣虎)を装備した人獣混合の兵科「剣虎兵」の中隊付中尉。彼の600名規模の部隊は、敗退の後、「北嶺」からの撤収を図る「皇国」軍の殿軍として、数万の規模の「帝国」軍の足を止めるという生還の望みがない任務を任される。 雪で覆われた極寒の戦場を舞台に、新庄のギリギリの戦いが描かれる・・。 軍事ファンには、著者ならではの軍事技術の知識を生かした描写に注目だ。基本は18から19世紀前半程度の技術設定を背景に、剣虎、天龍、飛竜などのファンタジー的な要素を絡む。 先込め式のため連発が利かず、ライフルが施されていないため射程が短い小銃を中心...

後宮小説 (新潮文庫)


酒見賢一
¥ 500 通常24時間以内に発送
★★★★★

後宮小説 (新潮文庫)
アニメが面白かったので原作が気になって読んでみたら、おもしろい!! アニメではえがききれなかった部分が満載ですごく読み応えがありました。 まず出だしでビックリ!腹上死から始まるとは・・・・。 読み進めて行くと 本当にあった国のような錯覚さえしそうな位の作者の自信たっぷりの歴史描写。 最後まで衰えることなく書かれていたのがサイコーに良かったです。 とりあえず読んでみて〜っと言いたいです。 ハードカバーの装丁がすごく綺麗で初版が出たときに衝動買いしました。 すごく面白くて一気に読み下し、その後も何回も何回も繰り返し読んで... 素乾国という国の後宮に入った銀河という名の一人の少女が主人公です。 もちろん架空の国家なのですが、物語は史実を基にして書いた小説という形で、 折に触れて歴史書や民間伝承からの引用が入り、一貫してその形式で進みます。 もちろん歴史書も伝承も架空(笑 最後には著者が、銀河ゆかりの地を訪ね その地に現在もなお息づく銀河の伝承に出会う、 という締め方で、気持ちのいいペテンにあったという清清しい気持ちにさせてくれます。 そして、銀河のことが大好きになるのです。 心の底...

皇国の守護者〈2〉勝利なき名誉 (C・NOVELSファンタジア)


佐藤大輔
¥ 945 通常24時間以内に発送

皇国の守護者〈2〉勝利なき...
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奪取〈上〉 (講談社文庫)


真保裕一
¥ 750 通常24時間以内に発送
★★★★★

奪取〈上〉 (講談社文庫)
上巻は,ニセ札の作りかたの説明ばかりです。 説明もいまいち解りにくいので,少し退屈です。なかなかやりますな、真保裕一さんは。 前から気になっていましたが手にしていませんでした。やっぱり長すぎるのがネックでした。 でも、先日中古で「奪取」を上下巻買いました。中古だったら長すぎて飽きて読まなくなっても諦めがつくかなと思って買いました。 しかし、この判断は間違っていました。 初めからスピード感溢れるストーリー展開で最後まで一気に読んでしまいました。「あ〜、新品で買えば良かったなぁ」と後悔です。 話の内容としては「偽札造り」での復讐劇なのですがユーモア有り、恋愛有りで偽札だけで終わってないのもいいです。 ただ製紙技術・印刷技術に関するくだりは難しくて理解出来ず軽く飛ばしてしまいました。 最後の落とし方は「ルパン3世」的な臭いもしますがこれはこれで楽しめました。 他の人にお勧め出来る1冊(2冊)です。上下合わせて文庫で950ページ。かなりの分量の小説なのだが、その長さが全く苦にならない。 やはりノンストップ、息もつかせぬ展開が読者に飽きを許さないのだろう。 サスペンスあり、頭脳ゲームあり、人間...

皇国の守護者〈3〉灰になっても (C・NOVELSファンタジア)


佐藤大輔
¥ 945 通常24時間以内に発送

皇国の守護者〈3〉灰になっ...
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奪取〈下〉 (講談社文庫)


真保裕一
¥ 750 通常24時間以内に発送
★★★★★

奪取〈下〉 (講談社文庫)
奪取、とても良かったです。涙、感動、笑い、すべてがつまっています。始めは読んでいる内は雅人の借金返済が目的かと思いましたが謎のおっさん、じじいが出てきてから完全にはまりました。どんでん返しに次ぐどんでん返し、読んでいる自分を「あっ!」とさせるような予想を裏切る展開、そして独特の爽快感。「こんなこと何処で知ったんだ!?」と言う様な一万円札の材質、偽札の作り方、等もかなり詳しく掲載されてます。ここまで手が込んでるとは思いませんでした。長編ですが一気に読みきりました。読む価値は十分にあると思います。上巻から引き続き「完璧な偽札」の製造に執着している主人公の四苦八苦が面白いです。ページ数は約500ありますが上巻同様最後まで楽しんで読めると思います。あと、最後の終わり方がちょうど予想してなかったとこを突いてきて、やられたって感じでした(この前読んだ本が同じような終わり方をしたので警戒してたつもりだったんですが・・・)まだこの本を読んでない方は、偽札製造のメンバーの変わり行く名前に注目して読んでみても面白いのではwとにかく息つく暇もありません。ぐいぐい引き込まれます。ほのかな主人公とユキオとの恋...

繋がれた明日 (新潮文庫 し 42-6)


真保裕一
¥ 780 通常24時間以内に発送

繋がれた明日 (新潮文庫 ...
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ホワイトアウト (新潮文庫)


真保裕一
¥ 820 通常24時間以内に発送
★★★★★

ホワイトアウト (新潮文庫)
話の筋を追う娯楽小説としては秀逸といえるでしょう。 アクションシーンについては、ダイハードを想起させる内容でした。 山岳小説的位置づけとしては、いまいち。「神々の山嶺」「栄光の岸壁」などの正統派の山岳小説とは比べるまでもない 映画はすでに見ていたのですが、 原作のすばらしさを各方面から聞き及び、 読むことになりました。短文を幾重にも重ね、 状況が鮮やかに眼前へと浮かんできます。 ただ、その描写のディテールゆえに、 そこにハマれたひとはその波に乗れたのでしょうが、 わたしはイマイチ乗り切れませんでした。 きっと近いうちに再読することになると思います。 そのときは、ストーリーもあたまに入っていること ですし、ディテール描写を愉しもうと思います。「雪深い山奥のダムで、テロリスト達を相手に一人のダム運転員が戦いを挑む。」 というブルース・ウィルス真っ青のサスペンス小説。 結構な厚さがありますが、先が知りたくて一気に読めること間違いなしです。 まるで映画を観ているような感想を持ちます。(実際に映画化されているようですが、未見) おすすめ。当時これを読んで依頼、これを凌ぐ作品に未だに出会...

バルタザールの遍歴 (文春文庫)


佐藤亜紀
¥ 630 通常24時間以内に発送
★★★★★

バルタザールの遍歴 (文春...
「ひとつの体を共有する双子の華麗なる遍歴」とストーリーを聞いてパリの貴族の家に生まれたシャム双生児の話だと思ってたんですが違いました。でも例の浴槽ドボンまで「バルタザールの正体って実は人面瘡?」と疑ってた馬鹿な私。 この物語はメルヒオールの手記という形で幕を開けるのだが、作中に挿入されるバルタザールの反論というか突っ込みというか、それがとてもいい味出していて面白い。 メルヒオールの言い分に「そうじゃない」「誤解だ」「なんてことだ、まだあの時の事を根に持ってるのか?」と合いの手を入れるバルタザール、なんたって同じ体を共有してるからその気になればむりやり手を乗っ取って訂正を挟む事が出来る。 げに便利な二人羽織り漫才にくすっと笑ってしまう。 とても流麗で端正な文体なのだが、本書の魅力はそのエスプリとユーモアにあると思う。 兄弟がシュトルツに注ぐ意地悪な視線、女にふられてやけくそになった挙句の放蕩三昧の日々、初めて駱駝に乗ったときの公爵にあるまじきはしゃぎっぷり、金髪のエックハルトの愛すべき小悪党ぶり…… 文体の格調高さにもかかわらず、それらの描写が非常にツボを得ていて小気味いい。 「...

灰色の北壁 (講談社文庫 し 42-14)


真保裕一
¥ 600 通常24時間以内に発送
★★★★★

灰色の北壁 (講談社文庫 ...
3作の短編で構成されている山岳小説集です。どれも短編ではもったいない出来映えです。 特に表題作の「灰色の北壁」は、トモ・チェセンの疑惑をネタにしているだけかと思いましたが、良い意味で期待を裏切ってくれました。山岳ミステリー3編が収録されています。 久しぶりに真保裕一らしい作品を読みました。 3編とも登場人物の心理が非常に丁寧に描かれており、単なるミステリー以上の出来栄えになっています。 迫真の登山描写に思わず手に汗を握りますが、なんと真保裕一はインドア派なんですね。 しかも、山を愛する男のストイックで有りながらも熱い思いも実に見事に書き上げています。 実体験が殆ど無いにも関わらずこれだけ迫真に迫る描写ができるのは、そのまま著者の力量を現しているのでしょう。 3編の中で最もお勧めなのは表題にもなっている「灰色の北壁」です。

BRAIN VALLEY〈下〉 (新潮文庫)


瀬名秀明
¥ 740 通常24時間以内に発送
★★★★

BRAIN VALLEY〈...
神とは何か?読んでいくといつの間にか本題になっている事に気が付くと思うこの本は科学から見た「人」の秘密であり「神」存在の証明になっている。専門用語や専門知識が多く出てくるがこの作品に出てくる少年にもわかる様に書いてあるので割と分かりやすい、しかし、最後になって劇的に内容が変化するので、徹夜して読もうとすると頭が追いつきません。読むのにお勧めの人は、15歳〜18歳の他人とは違うことをやりたい人かな 読み終わってみてもどこからどういう風にとらえていけばいいのかはよく分からない。なぜ神は存在するのか。人は神を望み、神は人に奇蹟を与えるのか。科学者はどうあるべきなのか。そして本作のメインテーマ、脳とは何なのか。 下巻ではテンポの良さが光る。テンポがよすぎただけに、幕切れがあっけなかったか。それは気のせいかも知れないが、Whyは随所に残る。わざと残したのかも知れないが、何より北川の意志がもっと強く知りたかった。彼の扱いが、惜しい気がしてならない。 主人公の孝岡の存在よりもメアリーの存在の方が大きい。事件を通してメアリーの心情の移り変わり。一人の科学者として、そして一人の母親としての彼女のありか...

リング (角川ホラー文庫)


鈴木光司
¥ 567 通常24時間以内に発送
★★★★★

リング (角川ホラー文庫)
映像版を先に見たのだが、 貞子@井戸のシーンが強烈に怖すぎたため、 オリジナル小説は長らく手に取ることができずにいた。 ようやくあのシーンの記憶が薄れたし、 一時の涼を求め、今回初めてこの本に挑戦してみた。 映像版の派手な怖さを期待(?)すると拍子抜けするが、 文章や行間から滲み出す静謐な恐怖感に圧倒される。 ずるずると井戸に引きずり込まれるような恐怖感だ。 しかも恐怖だけに留まらず、映像版では十分感じられなかった、 哀しみがしっかり描かれているのもいい。 とはいえ、映像版を再鑑賞するつもりはない。怖すぎる。怖いか怖くないかと言ったら怖くはない。 「映像化したら怖いだろうなぁ」と思われる文章表現はあるが、 如何せん文字だけでは怖くなれない。筋書きも典型的な幽霊譚に近いので別段怖くはない。 作者が巻末のオチのところで読者にぞっとして欲しかったことは伝わってきた。 作者の意図は伝わったのだが、残念ながら私自身はぞっとしなかった。 それでも★四つなのは、読者に読み急がせるような文体と、 主人公の相方の性格がなかなか際立っていて素晴らしいと思ったから。 この筋書きを面白いと思えるかどうかは...

特攻の拓〈2〉外伝 解き放たれた野性の天使達 (マガジン・ノベルス)


佐木飛朗斗 所十三
¥ 775¥ 90

特攻の拓〈2〉外伝 解き放...
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BRAIN VALLEY〈上〉 (新潮文庫)


瀬名秀明
¥ 780 通常24時間以内に発送
★★★★

BRAIN VALLEY〈...
斬新で面白かったです。 科学的な解説が「有り得るかも」と感じさせてくれます。脳は凄いのかもしれませんね。また、神とは何かという事は考えた事がなかったですが、斬新でした。パラサイトイヴより面白かったです。言わずとしれたパラサイトイブの作者の作品。タイトル通り、脳をテーマにしている。脳を研究している機関に勤める科学者達が実はある目的のために集められているのだった・・・なんてストーリー。その目的を書くと、どうもネタばらしになってしまうのでレビュー自体も難しいのだが・・・。脳の機能や仕組みなどを一般向けに分かり易く解説しており、それだけで十分楽しめる。ただ、ストーリーの運びはやや強引な印象。パラサイトイブは、荒唐無稽ながら、妙な説得力を持っていたが、今回は「そりゃいくらなんでも」と思うような力業が満載。ある能力を持った女性が重要な中心人物で、主人公が勤める研究所は彼女の脳を研究しているのだが・・・・この女性、村人と交わることで能力を分け与えているという設定。それが使命なのだと。まあエクスタシーの恍惚感は脳内で形成されるわけだからそれなりにこの設定には理由があるのでしょうが、正直あまりにも飛躍...

唐草物語 (河出文庫―渋沢龍彦コレクション)


澁澤龍彦
¥ 620 通常24時間以内に発送
★★★★★

唐草物語 (河出文庫―渋沢...
始皇帝の御世の徐福伝説、紀元一世紀のローマの博物学者プリニウス、平安時代の蹴鞠の名人や文章博士など、古今東西の人物の奇行や変わったエピソードをモチーフにした物語風のエッセー集。最初のうちはその人物の奇癖や変わった嗜好を紹介する形で進んでいた話が、途中から原典を離れて、著者が自由に空想を紡いでゆくところ。そこに本書の一番の妙味を感じました。 人物肖像画的なエッセーが、グラデーションの色の変化のように、徐々に物語へとシフトしていく一連の作品(『唐草物語』『ドラコニア綺譚集』『ねむり姫』『うつろ舟』『高丘親王航海記』)の最初期に位置する一冊。雑誌「文藝」に、1979年1月から1980年(昭和55年)1月にわたって連載された十二篇。「鳥と少女」「空飛ぶ大納言」「火山に死す」「女体消滅」「三つの髑髏」「金色堂異聞」「六道の辻」「盤上遊戯」「閹人(えんじん)あるいは無実のあかし」「蜃気樓(しんきろう)」「遠隔操作」「避雷針屋」。 今回再読して一番の魅力を感じたのは、平安時代の陰陽師・安倍晴明と、奇行をもって知られる天皇・花山院にスポットライトを当てた「三つの髑髏」。合わせ鏡のような無限連鎖...

ハル (文春文庫)


瀬名秀明
¥ 620 通常24時間以内に発送
★★★★

ハル (文春文庫)
2足歩行のロボットがメディアで大々的に取り上げられたのは記憶に新しい。 ペットとしてのロボットも一般消費者にも簡単に手に入る世の中だ。 人型ロボットが人の生活の中に入り込むのは、近い。 そしてその時に人はロボットをロボットとして扱うのか。 人として扱うのか。 その問題を、小説の物語にしている。著者の長編『パラサイト・イヴ』と『ブレイン・ヴァレー』は全く合わなかったので、著者の作品は購入をためらっていました。しかしこのページのレビューを拝見して、レビュアーの方々の評価が概ね高かったので、ダメもとで買ってみたのですが、結果としてはかなり楽しめました。本書は完成度の高い短編集だと思います。 著者の長編は、小説と言うよりは、調査結果の論文にエロシーンと終盤の破綻劇をオマケに付け加えた出版物という印象を受けていたのですが、本書は編という制約がよい方向に働いたのか、一編一編が主題から脱線することなく、物悲しい近未来SFとして読み応えのある作品に仕上がっています。 現在の技術や社会情勢から将来実現されうるロボットの姿と、人々がSFや漫画の影響を受けて夢想するロボットの姿に深刻なギャップがあ...

ストロボ (新潮文庫)


真保裕一
¥ 540 通常24時間以内に発送
★★★★

ストロボ (新潮文庫)
なんだかな。微妙。 面白くない訳ではないけど、常に男目線。 ま、僕も男なんですが。 女性の事を、いいように解釈している様としか思えない。 感動した。とか、いい話だった。とか、 僕には到底共感できませんでした。 残念。個人的に真保作品のベスト2! ある有名写真家の人生を50歳から22歳までを 写真を軸にしたストーリーで遡るかたちで描いた作品 なのだが、とにかくおもしろい!! 紹介されるときに、第五章からはじまり第一章で終わる 構成のおもしろさを取り上げられることが多いが、 それよりも、一枚の写真に込められたそれぞれの想いに 胸が熱くなる。 なかでも、「第5章 遺影」は、読み返すたびに 涙が止まらない。 真保 裕一の持つ独特のスピード感を感じさせない始まりかと思い気や、人の微妙な感情やあっと言わせる人の秘密が要所、要所にちりばめられていて読んでいて飽きることがありません。50代、40代、30代、20代とそれぞれの時をカメラ、女性、友人の思い出を鮮やかに切り出している。出てくる人はそれぞれ身勝手かと思いきやそれぞれの愛によって身勝手に見えていただけ、というお話で読後...

ブルースカイ (ハヤカワ文庫 JA)


桜庭一樹
¥ 735 通常24時間以内に発送
★★★

ブルースカイ (ハヤカワ文...
「少女」という存在、概念に関する物語であり、エピソードは全て「少女」の周りに一時渦巻いて、「少女」とともに消えたり現れたりする。 だからそれぞれのエピソードの中には消化不良であったり、謎のまま残ったりする部分があるのだが、テーマ的にはこれで完成しているのだとも思う。 が、この3倍ぐらいの分量で読みたかったのが正直なところだ。過去編と未来編と現代編で構成された長編SF。 桜庭の父は理系の学者だったので、 本人は文系だが、科学解説書を夜伽話として育った桜庭には、 しっかりと本格SFの香りが漂ってます。 未来編がジェンダーSFとして凄い傑作である。 少女が存在しない素晴しい世界! 女性は存在するが、 幼女からあっと言う間に大女に成長してしまうのだ! 男性の方が小柄で性欲を持たず、 大女が男漁りする社会である。 少女というのは近代消費社会に作られた性でしかない。 経済消費の為の性、少女。 ヒット作品は若い女に受けないといけないのだよw 経済社会の為に作られ、壊れ、 買う立場から自らの肉体を売るようになる少女。 17世紀のドイツにタイムスリップした21世紀の女子高生が、 人間扱いされないのも素...

黄金の島〈下〉 (講談社文庫)


真保裕一
¥ 770 通常24時間以内に発送
★★★★★

黄金の島〈下〉 (講談社文...
いやー読んだなぁ〜って感じですね。ひさしぶりの上下巻の大巨編読みました。さすがに疲れたし、時間もかかりましたが、充実した時間でした。あっ!!っと驚くような展開は私的にはなかったですが、真保さんの作品はその立場にいる人の人間描写が凄いうまいと思いますし、書き方も自分の考えどうりにかいている感じがしてて改めて巧い文章を描く人だなぁーって素人なりに思いました。この国際社会派サスペンスは次はどうなるんだろう?って考えるよりも人の内面的露出度が抜群!?でした。それにリアリズムがあるし、とても説得がある。これを読んで、明日や来月に「どんな作品だか忘れてしまったわ〜」なんて人はいないでしょうね。ベトナム人の黄金の島に対する憧れや、その他もろもろの考え方や、社会制度、南北の違いなどもわかり、とても為になったし、これからは違った目線でベトナムを観てみたいと肌で実感させられる小説でした!!!主人公とベトナム人少年、少女が小舟で日本を目指すのが下巻。次々に迫り来る難関に挑む海上のアドベンチャーといった趣。クライマックスにはちょっと驚きいたり失望したり、それでいてちょっと心暖まる感じもする、という具合。最後...

スラムオンライン (ハヤカワ文庫 JA (800))


桜坂洋
¥ 630 通常24時間以内に発送
★★★★★

スラムオンライン (ハヤカ...
アーケードで、対戦格闘をやり込んだ人 には、共感と郷愁を抱かせるだろう作品。 格ゲーとは、ルールを覚え、技の修練を積んでいくことで、 リアルでは実現できない、自由で拡張された身体性を獲得 していく営為だと一応、(部分的ですが)定義できます。 このことは、単に自分の使用キャラに感情移入しているのではなく、 新しい「自分」を創り出しているのだ、とも言い換えられます。 主人公のリアル探しが主題である本作において、 お仕着せの物語をなぞるだけのRPGでなく、 自らの身体性と向き合う格ゲーが題材として 選ばれたのは、そのあたりとも決して無関係 ではないと思います。 僕は僕である。 求めているものは、本当は求めるという過程に目的があり、それが大切な事・・・。 本当に言いたいことは、感覚では分かっているつもりだが・・・。 ともかく、表紙のデザインと概要を読んで選んだだけのことはある。 まるでゲームをしているみたいで、楽しかった。 そういえば、忍者の正体はあれだろうな〜。(笑) きっと多くの人は生きる理由を求めている。自分探しというと笑われるかもしれないけれど、探しに行く先は必ずしも現実...